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プリント生地の柄はなぜ歪みがあるの?
生地というのは
- 縦糸(経糸)と横糸(緯糸)が交差して出来ています。
- 引っ張ると歪みが生じます
プリントするときに
- プリントする機械で生地を送るときに引っ張る力が加わって歪みが生じます。一切歪みを出さずに生地送りすることは不可能と言えます。
- 歪みが生じた状態にプリントされます。
生地によって歪みに差があるのはなぜ?
- 生産技術に差があります。(国民性や技術者の意識・習熟度など)
- 生地の種類(織り方の違いや素材の違い)によっても歪み度に差が出ます
- 良・不良の判定のラインがメーカーにより違います
なぜ柄の歪みは不良品ではないの?
- 歪みを一切出さずにプリントすることはほぼ不可能だからです。
もし少しの歪みでも不良品と判定するとどうなる?
- 世に出回る生地が減る(良品といえるものが少なくなる)
- 生地の値段が高くなる(歩留まりが悪くなるため)
- 資源の無駄になる(廃棄する量が増えるため)
柄の歪みに対して寛容であることがソーイングを楽しむ条件の一つとも言えます。みなが寛容であることで、手ごろな価格の生地が生産を続けられるのです。